2023年3月に公開し大ヒットを記録した映画「わたしの幸せな結婚」。
明治・大正を彷彿とされるレトロな世界観が魅力的な本作は、近畿地方を中心に撮影が行われました。
本記事では三重県にある「わたしの幸せな結婚」のロケ地を紹介します!
実際に足を運びましたがどこも素敵な場所でしたよ♪
六華苑(桑名市)
まずは桑名市にある六華苑です。斎森家の撮影が行われました。
六華苑(旧諸戸清六低)は大正2年に竣工され、一部改修されていますがほとんどが当時のまま。とても歴史のある建物で、洋館と和館は国の重要文化財に指定されています。
洋館は鹿鳴館などを手掛けたイギリス人建築家・ジョサイア・コンドル氏が設計しました。
コンドル氏が設計した建築物は国内にいくつかありましたがほとんどが戦災により焼けてしまったため、今も残っている建物はとても貴重です。
開苑時間:9:00〜17:00(最終受付16:00) ※月曜休苑
入苑料:高校生以上 460円 中学生 150円 小学生以下 無料
住所:三重県桑名市桑名663-5
アクセス:桑名駅より徒歩20分
受付後ろのコインロッカーが便利!
受付後ろにはリターン式のコインロッカーがあります。大きな荷物を持っていても心配なしです!
私は20Lのリュックサックを持っていましたが、ちょうどいい大きさでした。
それ以上大きくなってしまうと入らなくなってしまうので、注意してくださいね。
洋館
洋館1階 玄関
異母妹・香耶たちに連れ去られた美世を助けに来た清霞が、炎の中で異能を使ったシーンで使用されました。
洋館1階 食堂
香耶の部屋として使用されました。きらびやかな服やアクセサリーがたくさん揃って、THE女子!な部屋でした。
洋館2階 書斎
食堂として使用されました。美世が香耶にお茶をかけられるシーンが印象的でした。
和館
一の間・次の間
美世の父で斎森家の当主の部屋として使用されました。
和館 廊下
清霞が美世を助け出すシーンで使用されました。炎の中美世を抱えて歩く清霞がとてもかっこよかったですね。
旧高須御殿
美世の部屋として使用されました。作中では狭くて暗い印象を受けましたが、実際は明るくて広めの部屋でした。
離れ屋
美世の実母・澄美との思い出のシーンで使用されました。
一番蔵
美世が閉じ込められたシーンで使用されました。実際見るとかなり迫力があり、見ているだけでも少し怖いと思いました。
専修寺(津市)
続いて津市にある専修寺です。帝室の居城の撮影が行われました。
専修寺での撮影が映画のクランクアップだったそうです。
真宗高田派の本山寺院で、”高田本山”と呼ばれ親しまれています。
如来堂・御影堂は平成29年に三重県初の国宝に指定されました。
境内には35種100鉢以上の蓮が栽培されており、夏頃に見頃を迎えます。
私が訪れたのは7月中旬でちょうど見頃の季節。たくさんの蓮の花が咲いていてとても華やかでした。
嵐・二宮和也さん主演映画「浅田家!」のロケ地としても使われたよ!
開門時間:6:00~15:30(山門閉門は18:00)
住所:三重県津市一身田町2819
アクセス:JR 一身田駅から徒歩5分
近鉄 高田本山駅から徒歩20分
伊勢鉄道 東一身田駅から徒歩15分
私は行きは高田本山駅、帰りは一身田駅を利用しました。
高田本山駅は歩く時間は長いですが、ひたすら真っすぐ歩いていくので迷うことはありません。
一身田駅は専修寺からの歩く距離は短いですが、電車の乗り方が少し難しかったです。
改札がなく電車に乗ったら乗車券を取り降りる駅または車内で料金を払うといった流れとなります。
私はこのシステムを理解しておらず、支払い時に手間がかかってしまいました。
また、ICカードの利用ができなかったので利用時は現金を持って行ってくださいね。
御影堂
帝のご寝所として使用されました。御帳台を設営し撮影されましたが、御影堂内にセットが組まれたのはこれが初めてです。
大玄関
宮内省の入り口として使用されました。通常一般公開がされていないエリアとなり、門の前から見ることができます。
賜春館
清霞が蟲の件を報告するシーンで使用されました。このシーンで恋敵である新と初対面しています。賜春館も通常一般公開はされていません。
雲幽園
清霞と堯人が歩きながら話しているシーンで使用されました。竹林がとてもきれいでしたね。雲幽園も通常一般公開はされていません。
通天橋
正装した堯人が歩くシーンで使用されました。正装していることもあり威厳のあるシーンになっていましたね。如来堂・御影堂が公開されている時間であれば渡ることができます。
玉砂利の広場
映画の終盤、清霞と堯人が事件を振り返って話しているシーンに使用されました。蓮の花はこの広場の少し手前(山門側)に咲いています。
釘貫門〜山門
釘貫門では特殊部隊の隊員が襲われるシーンに使用されました。
不気味な雰囲気を演出するため、大型扇風機で木の葉を飛ばしたりしていたそうです。
山門では映画のクライマックス、清霞が傘を持って待っている美世に走り寄るシーンで使用されました。2人の関係性が分かる素敵なシーンでしたね。
まとめ
「わたしの幸せな結婚」三重県にあるロケ地は国の重要文化財と国宝に指定されているとても歴史のある建物でした。
実際現地を訪れてみると、映画の世界に入り込んだかのような気分に浸れました。
どちらもとても素敵な場所でしたのでぜひ行ってみてください。